南アルプス市は、富士山に次ぐ日本第2位の高峰「北岳」を中心とする、高さ3,000m級の山々がそびえる山岳地域から山麓を経て市街地まで、標高差のある地形を有しています。
また、豊かな自然環境を背景に、その麓には御勅使川扇状地が国内有数の規模・形状を誇り、一面に広がる果樹園、のどかな里山や農村風景、数多く点在する歴史・文化的な景観など、四季折々に変化する美しく特色ある景観を形成しています。
今を生きる私たちにとって、このかけがえのない景観の魅力を見つめなおし、次の世代に引き継いでいくことが大切です。
様々な景観の特色
南アルプス市の景観の特色を、5つのテーマに分けてご紹介します。(項目をクリックするとそれぞれのページに移動します。)
南アルプスの美しい山岳景観をはじめ、数多くの自然景観資源が分布しており、四季折々の変化に
富んだ美しい風景を見せてくれます。また、高台からは甲府盆地や富士山、八ヶ岳などが一望でき、
眺望に優れています。
御勅使川扇状地を中心に、山間地域、市之瀬台地、釜無川低地沿いに分布する大小の集落地とそれら
を囲む里山、果樹園、水田などが一体となって、代表的な郷土景観となっています。
約2万年以上も前から人々が生活していた南アルプス市の歴史は古く、御勅使川に関する歴史的遺跡
や史跡、社寺、古道、古民家などの歴史文化的な景観資源が数多く残っています。
市内の公共施設や公園広場などのオープンスペース、特色のある道路やまちなみなどの都市的な景観
資源は、地域のランドマークや交流空間として、南アルプス市の景観を特徴づけています。
6町村が合併してできた南アルプス市は、市内各地区で地域の祭りや伝統行事などのイベントが残っ
ており、年間を通して実施されています。多くの市民や観光客が訪れるなどにぎわいを創出し、地域
の景観を特徴づけています。