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HOME教育・文化史跡・文化財文化財課からのお知らせ中部高地の縄文文化が「日本遺産」に決定しました!

平成30年5月24日に、八ヶ岳を中心とした中部高地の縄文文化が「日本遺産」の認定を受けました。

南アルプス市の縄文文化もその一翼を担っています。

Today(24.May.2018), Jomon culture centered on Mt.Yatugatake became “Japan Heritage(日本遺産・Nippon Isan)”.

Jomon culture of  Minami-Alps City are also playing a role.

認定された日本遺産

ストーリーのタイトル

星降る中部高地の縄文世界

―数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅―

ストーリーの概要

日本の真ん中、八ヶ岳を中心とした中部高地には、ほかでは見られない縄文時代の黒曜石鉱山がある。鉱山の森に足を踏み入れると、そこには縄文人が掘り出したキラキラ輝く黒曜石のカケラが一面に散らばり、星降る里として言い伝えられてきた。日本最古のブランド「黒曜石」は、最高級の矢じりの材料として日本の各地にもたらされた。

麓のムラで作られたヒトや森に生きる動物を描いた土器やヴィーナス土偶を見ると、縄文人の高い芸術性に驚かされ、黒曜石や山の幸に恵まれて繁栄した縄文人を身近に感じることができる。

縄文人の高い芸術性を伝える南アルプス市内の縄文文化

鋳物師屋遺跡(南アルプス市下市之瀬)

縄文時代中期中ごろの集落で、出土品205点が国の重要文化財に指定されています。 

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市之瀬台地の縁に近い扇状地にある約5000年前のムラの跡で、直径130メートルの範囲に32軒の竪穴建物跡(隣接する〆木遺跡を含む)が発見されました。
住居は真中に広場をもってドーナツ状に分布して建てられていきました。
膨大な量の土器が発見され、日用品から祈り事用とみられるものまであり、国の重要文化財に指定されたもののうち、特に「円錐形土偶(子宝の女神ラヴィ)」、「人体文様付有孔鍔付土器」は、当時の精神文化を知る貴重な資料であり、これまで国内はもちろん世界中の博物館で紹介されました。

円錐形土偶は「子宝の女神 ラヴィ」の愛称で親しまれ、2015年度の全国土偶キャラの総選挙で優勝するなど、全国のみなさんに愛される土偶です。

長田口遺跡(南アルプス市平岡)

 市之瀬台地上にある縄文時代前期から晩期まで連綿と営まれていた集落遺跡。

長田口軽い.jpg

中でも、大型の黒曜石の石核4点は特筆すべきもので、その中でも1点で約1kgを図るものは山梨県内で最大の石核といえます。大型の黒曜石は交換材としての価値があり、黒曜石原産地域との密接な交易があったと推定されています。

鋳物師屋遺跡や長田口遺跡で発掘された縄文人の作品は南アルプス市ふるさと文化伝承館でご覧いただくことができます(6月18日から設備改修の工事に入るためしばらくの間閉館となりますので、お早めにご覧ください)。

なお、鋳物師屋遺跡の「円錐形土偶」および「人体文様付有孔鍔付土器」は東京国立博物館で今夏開催される特別展『縄文-1万年の美の鼓動‐』に、さらにフランスで開催される特別展にも出展予定です。

日本遺産の情報は下記のホームページもあわせてご覧ください。

 日本遺産 ポータルサイト:https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/

 山梨県 日本遺産について:http://www.pref.yamanashi.jp/gakujutu/bunkazaihogo/japanheritage.html

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