熱中症とは?
熱中症とは、暑い環境で体温の調整ができなくなった状態で、めまいや吐き気、頭痛、失神など様々な症状をきたし、最悪の場合は死に至る疾患です。誰でもなる可能性があり、屋外、室内問わず起こります。
令和3年では、5月から9月までの間に全国で4万6251人の人が熱中症が原因で救急搬送され、80人が亡くなっています(総務省ホームページより)。日ごろからしっかり予防するようにしましょう。
熱中症の症状と応急処置
軽症
めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらないなど。
中等症
頭痛、吐き気、体がだるい、虚脱感など。
重症
意識がない、けいれん、高い体温、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐに歩けない、走れないなど。
熱中症を疑う症状があったときの応急処置
熱中症の症状があった場合には、まず呼びかけに応えるか確認し、応えなかった場合にはすぐに救急車を呼びましょう。
呼びかけに応えられた場合は、涼しい場所に避難し、服をゆるめて体を冷やします。
水分を自力で摂取できる場合には、水分、塩分を補給します。
水分、塩分を自力で摂取できない場合、また摂取しても症状が改善しない場合には、医療機関を受診しましょう。
熱中症に注意する日、注意する人
熱中症は気温などの環境条件だけではなく、体調や暑さに対する慣れなどが影響して起こります。
気温がそれほど高くない日でも、湿度が高く風が弱い日や体が暑さに慣れていない時、体調不良の時などは注意が必要です。
熱中症が起こりやすい日
気温・湿度がともに高い日、気温はそれほど高くないが湿度が高く風が弱い日、急に暑くなった日など。
熱中症に特に気を付ける必要がある人
高齢者や子ども、体調の悪い人、持病のある人、肥満の人、障がい者等(体温調整機能がうまく働かない場合があります)
暑さに慣れていない人(暑さに体が慣れるには、暑い環境で3~4日過ごす必要があります)
※詳しくは、環境省 熱中症の基礎知識をご覧ください。
熱中症警戒アラートについて
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなると予想される日の前日あるいは当日に環境省、気象庁から発表されます。今年度の実施期間は、令和4年4月27日(水)から令和4年10月26日(水)までです。熱中症警戒アラートが発令された場合、市では防災無線やホームページなどでお知らせしますので、市民の皆様は熱中症予防のための行動を積極的に取り、周りの皆様にも注意を呼び掛けていただきますようお願いします。
熱中症アラートが発表されたら、予防行動を積極的に取りましょう
暑さを避けましょう
昼夜を問わず、部屋の温度を調整しましょう。
不要不急の外出はできるだけ避けましょう。
屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合は、適宜マスクを外しましょう。
屋外やエアコンなどが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
涼しい服装にしましょう。
喉が渇く前にこまめに水分補給をしましょう
一日あたり1.2リットルを目安に、こまめに水分補給をしましょう。
また、たくさん汗をかいた後は、水分とともに塩分も摂るようにしましょう。
熱中症のリスクの高い方に、声をかけましょう
熱中症のリスクの高い方(高齢者、子ども、持病のある方、肥満の方、障がい者の方など)に、夜間を含むエアコンの使用や、こまめな水分補給などを行うよう、声を掛けましょう。
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