家の内外の風水害対策
家屋にも浸水や強風への備えが必要です。雨や風が強くなってきてから屋外の補強をするのは大変危険ですので、日常的に点検し、自分で改善できないものは専門業者に相談しましょう。
- 室内
- 停電に備えて懐中電灯、トランジスタラジオの準備。
- 台風情報を注意深く聞く。
- 浸水の恐れのあるところでは、家具や生活用品を高い場所に移動する。
- 病人、乳幼児、身体の不自由な人の安全な場所の確保。
- 屋根
- 瓦のひび、割れ、ずれ、はがれは無いか。
- アンテナの固定がしてあるか。
- 窓ガラス
- ひび割れ、窓枠のがたつきは無いか。
- 飛来物や強風で割れないように、雨戸・ガムテープなどで補強する。
- 雨どい
- 雨どいに落ち葉や土砂が詰まっていないか。
- 継ぎ目のはずれ、塗装のはがれは無いか。
- ベランダ
- 鉢植え、物干し竿など飛ばされそうなものは置かない。
避難するときの注意点
台風や集中豪雨による浸水は一気に押し寄せてきます。避難の遅れは生命に直結しますので、避難勧告、避難指示が出たときはもちろんのこと、それらが出ていない段階でも付近に危険を感じたら早めに行動することが大切です。
- 動きやすく安全な服装
ヘルメットなどで頭を保護し、靴ひもでしめられる運動靴に。裸足や長靴は禁物です。
- 足もとに注意
水面下にはマンホールや側溝など危険があります。長い棒などで安全を確認しながらあるくようにしましょう。
- 近所で声を掛け合い、集団で避難
単独行動は避ける。はぐれないようにお互いの体をロープで結び、子どもからは目を離さないようにする。
- 避難行動要支援者の安全確保
高齢者や傷病者などは背中に背負い、子どもには浮き袋をつけさせる。
- 歩ける深さ
歩行可能な水深は、男性で約70センチメートル、女性で50センチメートルを目安としてください。水深が腰まであるようなら無理はせず高所で救援を待ちましょう。