子宮がんってどんな病気?
子宮がんには、子宮の入り口にできる「子宮頸部がん」と子宮の奥にできる「子宮体部がん」があります。
子宮がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉により多くの女性が生涯のうちに一度は感染するといわれています。そのうち90%は自然に治りますが、残りの10%ほどは感染が続き、前がん病変やがんが発生すると考えられます。
発症率は、圧倒的に子宮頸部がんが多く、約7割です。子宮体部がんは早期より不正出血などの症状が出ますが、子宮頸部がんは初期症状がありません。そのため、早期発見には『検診』が欠かせません。2年に1度定期的に検診を受け、早期発見を心がけましょう。
※がんについては、国立がん研究センター「がん情報サービス 一般の方へ」のページもご覧ください。
検査方法
子宮頸部(子宮の入り口)の細胞をブラシやヘラで採り、細胞に変化がないか調べます。
※令和元年度より、国の指針に基づき子宮体がん検診は実施していません。
子宮体がんは、初期の段階で出血などをきたすことが多く、不正性器出血での発見が9割といわれています。
気になる症状がある方はすぐに婦人科を受診しましょう。
対象者
21歳以上の女性(本年度3月31日現在の年齢)
※前年度に市の助成を受けて受診した方は対象となりません。
申込み~受診までの流れ
1. 2月初旬に郵送される「各種健診(検診)申込書」で申込みをする。
※提出期限を過ぎてしまった方や転入された方は、健康増進課にお問い合わせください。
2. 4月下旬に、申込者に「受診票」と「子宮頸がん検診受診ガイド」が郵送される。
3. 受診ガイドに掲載されている医療機関に予約をする。
4. 持ち物を持って受診する。
実施期間
5月(受診票が届き次第)~翌年1月31日まで
持ち物
□ 受診票・・・問診項目がありますので、事前に記入してください。
□ 健康保険証
□ 自己負担金・・・子宮頸部がん検診:1,200円(70歳以上無料)
会場
指定医療機関(受診票郵送時に指定医療機関一覧を同封します)
注意事項
~検査に関する注意事項~
・生理中、性交の翌日、膣洗浄の翌日は、検査に影響がありますので受診を避けてください。
~受診に関する注意事項~
・受診当日、南アルプス市に住所がない方は「南アルプス市子宮頸がん検診受診票」を使用できません。
※転出後に受診した場合は、費用を全額自己負担していただきます。
・受診当日、「南アルプス市子宮頸がん検診受診票」を忘れた方は受診できません。
・実施期間(令和6年5月~令和7年1月31日)以外の受診は、費用を全額自己負担していただきます。
・子宮頸がん検診受診ガイドに記載されている「子宮頸がん検診を受診する方へ」を必ず読んでから受診してください。
国のがん検診の指針に基づき、令和3年度から子宮頸がん検診は2年に1回の助成となりました。
令和5年度中(令和5年6月~令和6年1月31日)に市の子宮頸がん検診を受診した場合は、令和6年度は助成対象とならず、次回は令和7年度が助成対象となります。
国のがん検診の指針では、2年に1回定期的に検診を受診することが推奨されています。毎年検診を受診した場合と2年に1回検診を受診した場合では、検診の効果は変わりません。
検診結果について
・医療機関によって結果報告の方法が異なります。受診先にご確認ください。
・精密検査が必要といわれた場合は、必ず精密検査を受けましょう。