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山梨県内において、2025年10月に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者が初確認されました

 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

・SFTSは主に、SFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染します。SFTSを発症している動物の血液や体液に直接触れた場合に感染することもあります。

・マダニの活動期である春から秋にかけて患者が多く発生しています。

 

症状

・潜伏期間は6~14日程度とされています。主な症状は、発熱と消化器症状(吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、下血など)、血小板減少等で、重症化し、死亡することもあります。

 

SFTSの予防策と治療方法

現在のところSFTSウイルスに対して有効なワクチンはありません。マダニに刺されないようにすることが重要です。これは、重症熱性血小板減少症候群だけでなく、国内で毎年多くの報告例がある、つつが虫病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。

 

草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、以下のことに注意しましょう

〇肌の露出を少なくしましょう。⇒帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等

〇長袖・長ズボン・登山用スパッツ等を着用しましょう⇒シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる。

〇足を完全に覆う靴を履きましょう⇒サンダル等は避ける

〇マダニが付いていないか確認をしましょう

・目視で確認しやすくするため、明るい色の服を着る

・上着や作業着は家の中に持ち込まないようにする

・屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認する。とくに、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)など注意をする。

〇虫除け剤を使用しましょう。

 

ダニに刺されたときの対処法

・無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置をしてもらいましょう。

・マダニに刺されたあと数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診しましょう。

 

SFTSを発症したネコやイヌの症例が確認されており、これらの動物に血液や体液、糞便からSFTSウイルスが検出されています。

ネコなどの動物や野生動物からSFTSウイルスに感染しないようにするために以下の点に注意しましょう。

〇動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与える、動物を布団に入れて一緒に寝ることなど)は控えてください。

〇動物に触ったら必ず手洗い等をしましょう。また、動物のマダニは適切に駆除をしましょう。

〇飼育している動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際には動物病院を受診してください。

〇野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けてください。

〇体に不調を感じたら、早めに医療機関を受診してください。受診する際は、ペットの飼育状況やペットの健康状態、また、動物との接触状況についても医師に伝えてください。

 

リンク

重症熱血小板減少症症候群【厚生労働省HP】

マダニによる感染症にご注意ください【やまなし感染症ポータルサイト】

 

 

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