南アルプス市こども計画とは
こども施策を社会全体で総合的かつ強力に推進していくための包括的な基本法とする「こども基本法」が、令和5年4月に施行されました。同年12月22日には、同法に基づき「こども大綱」が閣議決定され、すべてのこども・若者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができる「こどもまんなか社会」の実現に向けて、自治体こども計画を策定することの必要性が示されました。
これまで、本市では「子ども・子育て支援事業計画」として、「第2期南アルプス市子ども・子育て支援事業計画」を策定し、こども・子育て施策の推進をしてきましたが、当該計画が令和6年度末をもって終期を迎えることから、令和7年度を始期とする、子ども・子育て支援事業計画などを内包する「南アルプス市こども計画」を策定しました。
基本理念
~「こどもまんなか、夢や希望が描けるまち」の実現~
子ども・子育て支援法の基本理念や本市第3次総合計画、さらにはニーズ調査等の分析を踏まえ、基本理念を定めました。
こども・若者と子育て当事者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができる社会を実現していくことを目指します。
計画の基本的視点
本市では、こども大綱で掲げられた「こどもまんなか社会の実現」を目指すとともに、計画の基本理念である「こどもまんなか、夢や希望が描けるまち」を実現するため、次の視点をもって計画を実施します。
(1) こどもの視点
こどもや若者の意見を尊重し、みんなが自分らしく成長できるようライフステージに応じて途切れなく必要な支援を提供します。
(2) 保護者の視点
子育て世帯が安心してゆったりと子育てができ、だれもが子育てがしやすく、新たにこどもを授かりたいと思えるよう支援を行います。
(3) 地域社会の視点
すべてのこどもや若者、子育て当事者みんなが自分らしく暮らすことができるよう、行政のみならず、地域や社会が一体となった支援を推進します。
基本目標
本市の基本理念の実現に向けて、各種子育て支援施策を推進していくため、以下のとおり3つの基本目標を掲げます。
基本目標1 こどもや若者が自分らしく成長でき、本市に愛着を持って、将来にわたり住み続けたいと思えるようなまちづくりを推進します
基本施策① 青少年健全育成の推進
こどもや若者への学校生活や学習の支援を行い、教育を充実します
基本施策② 交流と定住促進
自然や社会体験などを通して本市の魅力を伝えることで、本市に愛着を持って住み続けてもらえる地域を実現します
基本目標2 こどもと保護者が安心して幸せに過ごせるよう、ライフステージごとに必要な支援を推進します
基本施策① 保育環境の充実
子育て世帯の様々な保育ニーズに対応した支援を充実します
基本施策② 子育て支援の充実
こどもが健やかに成長できるよう、子育てへの助言や指導、相談など行うとともに、困難を抱える世帯への適切な支援を行います
基本施策③ 母子保健の充実
妊産婦や乳幼児の健康の保持増進のための健診や助言・指導などを行うとともに、必要に応じて医療的な措置を行います
基本目標3 こどもや若者が生まれ育った環境に関係なく、安心して生活できるための支援を推進します
基本施策① 福祉総合相談体制の充実
DV被害や生活困窮などの困難を解決するための支援を行います
基本施策② こども家庭相談体制の充実
こどもが健やかに成長できるよう、子育てやこどもに関する悩みが解決できるよう支援します
南アルプス市こども計画は、PDFファイルでダウンロードしていただけます。