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桝形堤防史跡整備完了記念 まるごと体感「徳島堰」ツアー

 開催日時:令和6年12月1日(日)午前8時30分集合出発/午後3時00分頃解散

 

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 南アルプス市都市計画課と文化財課では景観啓発活動の一環として歴史・景観まちあるき事業を行っています。

 今年度は、史跡「桝形堤防(ますがたていぼう)」の整備完了記念として、韮崎市教育委員会教育課と共催で、紅葉シーズンの街や公園、史跡などをウォーキングを中心に巡るまちあるきツアーを開催しました。            

 まるごと体感 徳島堰ツアーはその名のとおり韮崎市から南アルプス市を流れる全長17キロの徳島堰を、バスや徒歩で巡るツアーです。

 現在も市の基幹産業である果樹畑や水田を潤し、恩恵を与え続けてくれている「徳島堰(とくしませぎ)」を巡りながら南アルプス・韮崎両市の文化財課職員がその歴史や仕組みを解説、そして都市計画課からはそれら史跡や道中の景色、紅葉シーズンの御勅使南公園など「景観」の視点で説明し、山梨県や南アルプス市の景観の特徴や魅力を感じていただこうというのが開催の目的です。

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取水口~妙浄寺                  

 南アルプス市内外から53名の方々にご参加いただき、韮崎市にある徳島堰の取水口からまちあるきスタート! 

 まずはバスで移動し韮崎市の取水口へ。徳島堰土地改良区の方々から説明を受け、釜無川から徳島堰へ取水する頭首工を見学しました。

 天気も良く、絶好のまちあるき日和。散策スタートです!

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    【説明を真剣に聞くみなさん】       【普段は入れない頭首工見学】        【さあ、散策スタートです!】   

 

 徒歩で韮崎市の妙浄寺へ。

 最高の天気の中のウォーキングは気持ちがいいです!

 徳島堰を開削した徳島兵左衛門ゆかりの妙浄寺では、お寺の見学と住職の方から徳島兵左衛門にまつわるお話を伺いました。

 今回は特別に、普段は公開していない「七面大明神」を公開していただきました。(撮影はできません…)

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   【気持ちよくウォーキング】                     【階段を登った先にある妙浄寺】    

 

 

清哲会館~徳島堰~暗渠見学

 清哲会館までバスで移動し小休憩。休憩の後は、本ツアー最長約50分のウォーキングです。

 堰の歴史の話を聞きながら、岩がむき出しの山肌に、当時の堰を開削した地域の人々の苦労を想像しながら歩きます。重機などなかった当時は難工事であったと想像すると、違った景観に見えてきます。徳島堰が音もなくゆっくりと流れていく横を、青空の下、紅葉を見ながらの散策。遠くに富士山も見え、どのポイントも最高の景観です。

 南アルプス市に入る前に暗渠も見学しました。堰の水はここから御勅使川の下を通り、桝形堤防へと流れます。

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   【ウォーキングスタート!】        【遠くに目を向けると富士山】       【徳島堰の歴史を感じながら歩きます】

 

 

御勅使南公園散&昼ご飯~桝形堤防

 御勅使南公園を散策しつつ、ここでお弁当タイム!

 ここは市内でも有数のウォーキングスポットの公園です。この日は天気もよく紅葉もあいまって、気持ちのいい散策になりました。

 公園の中にも地下を流れる堰の目印が建てられており、所々で職員の解説を聞きながら進んでいきます。

 気温もちょうどよく、紅葉の中で食べるご飯はとてもおいしかったです!(食べるのに夢中で写真を撮り忘れました…)

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           【散策する参加者のみなさん 紅葉がきれいです!】 

 

 続いて向かったのが国指定史跡の桝形堤防。この度ついに整備が完了し、一般公開がはじまりました!。ぐり石.png

 徳島堰から取り入れた水を南アルプス市六科方面の水田へ分水する門を守るのがこの小さな将棋の駒の形をした桝形堤防の役割でした。

 参加者のみなさんには、実際の整備作業に使われる「ぐり石」と呼ばれる縁石の基礎になるものに、記念にそれぞれ名前を書いていただきました。墨で書いた文字は1000年以上も残るそうです。

 

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        【文化財課職員や地域の語り部さんによる話を聞く参加者の皆さん】        【特別に史跡の上にも登りました!】

 

 

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          【園路と植栽を区画する縁石整備体験】                 【最後はみんなで記念撮影!】

 

将棋頭

最後に来たのは、国指定史跡の将棋頭。将棋の駒の形をした堤防で、六科の田畑や集落、さらに野牛島や上高砂地域を守ってきました。

ここでは、文化財課職員の説明や将棋頭でお米をつくっている事業者の方のお話をうかがいました。お土産にそのお米も少しお分けいただきました。

行政と地域が一体となってその歴史と景観を守っています。

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              【地域の方の熱い想いを感じました!】               【櫛形山の景観も最高です】

 

 

 

良い景観とは何だろう? ~景観について考えよう~ 

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 見学の中で、景観とは何なのか、景観を考えるときのポイントなど、参加者の皆さんに身近な景観について考えていただきました。

 普段何気なく見ている風景には、実は長い歴史があり、先人たちの苦労や工夫が詰まっていたりします。目に映るもの全てが景観であり、良い景観として維持していくためには、一人一人が景観への意識を持つことが大切です。

 春には桃やサクランボの花が咲き夏の青空に秋の紅葉、そして冬の雪を冠した富士山。そんな南アルプス市の景観をぜひ皆さんで守っていきましょう。

      

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あなたにもできる身近な景観づくり

南アルプス市花壇・生け垣推進に関する補助金交付制度のご紹介

 道路沿いに花壇や生け垣があるまちなみは住み人にはもちろんのこと、そこを通る人にも潤いと安らぎを与えてくれます。

 南アルプス市では自宅敷地の公道に面した部分に花壇等を新設する方に対して補助金を交付しています。

 ※補助金の交付には要件があります。詳しい内容はこちらからご確認ください。

 

終わりに

 約1年ぶりのまちあるき。天候にも恵まれ、参加者皆様のご協力のもと、特に大きなトラブルもなく終了することができました。

 イベント終了後のアンケートでは、イベント内容についてほぼ全員の方から「とても良い」と「良い」との回答をいただきました。また、自由意見では「景観は人の手でつくり、守ることもできると実感することができた」「史跡の整備作業の必要性、重要性を実感することができた」「改めて景観を守らなくてはならないと思った」など、市の歴史や文化財そして景観に関心を持っていただけました。この事業をとおして、少しでも自分たちの住むまちに誇りと愛着を感じていただければ幸いです。 

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