地区計画について
都市計画に比べて、小さな単位である「地区」ごとに住みよいまちを考えていくのが「地区計画制度」です。
良好な「まちづくり」の形成を図るため、住民と市が連携し、地域の特性や課題を基に、それぞれの地域のあるべき姿の目標を定め、その実現を目指すための具体的な事柄を示した計画を作ることができる制度です。
南アルプス市の地区計画
令和5年3月30日 新たに「南アルプスIC南地区」地区計画が定められました。
令和6年3月1日現在、本市においては、次の4箇所について地区計画が定められています。
名称 | 位置 | |
---|---|---|
1 |
柿平地区地区計画 |
南アルプス市小笠原字柿平の一部 |
2 |
あやめが丘地区地区計画 |
南アルプス市あやめが丘の一部 |
3 |
リバーサイド地区地区計画 |
南アルプス市鏡中條の一部 |
4 |
南アルプスIC南地区地区計画 |
南アルプス市寺部、十日市場、吉田の一部 |
地区計画で定めること
地域の実情に合ったきめ細やかなまちづくりを目指し、自治会と土地・建物の所有者が話し合い、地区の住民の合意に基づき、その地域にふさわしい「まちづくり」の目標・方針を、都市計画法に基づき定めたものです。
- 「地区の整備計画」では、地区施設(公共施設等)の配置(生活道路、公園、広場等)
- 「建築物に関する事項」では、建築物の用途・形態(土地の用途、敷地規模、建ぺい率、容積率、高さ制限、デザイン等)
- 「環境に関する事項」では、緑化推進および保全等(生垣化、緑地化、樹木の保全等)
地区計画を決める手続きの流れ
【参考】地区計画制度に関する掲載サイト
みなさんの地区でも考えてみませんか?
地区計画の進めかた
地区計画は、その地区にお住まいまたは土地を所有されているみなさまが主役となって、計画づくりを進めます。
計画の決定は、市が行うことになりますので、決定に向けて地区のみなさまと行政とのパートナーシップが重要となります。
まちづくりのスタート
- お住まいの地区の将来について、夢がふくらんだら、そこから「まちづくり」のスタートです。
- 今の住環境を守りたい
- 建築のルールを作りたい
- 困ったことが起きている
など
仲間づくり
- 夢に共感できる方々と話し合い、勉強会を開いたり、仲間づくりを進めましょう。
- 自治会等の協力を得たり、市に相談を持ちかけてください。
地区の調査
- お住まいの地区を調べましょう。
- みんなでまちを歩き、感想を話し合ってみましょう。
- 行政からの資料提供を受けることもできます。
- 地区の良いところ
- 問題のあるところ
などを話し合う
まちづくりの課題整理
- みんなが望むまちのすがたに向けて、どのような課題があるかを整理しましょう。
地区計画の素案の作成(修正)
- まちの将来を議論し、課題に対処するため、「まちづくりの目標」を定めます。
- 目標実現のためのルールを検討し、素案としてまとめます。
- 素案(ルール)を検証して、必要に応じて修正をします。
- 素案の検討(課題解決の方策や将来像に対する議論)
- 実現の見通し
などを検討
地区計画案の作成
- 地区計画案の作成
都市計画決定
- 都市計画法に基づく手続きにより、公告・案の縦覧・意見書提出など、広く市民の意見を聞いた上で、市に設置された都市計画審議会の議を経て、市が都市計画として決定します。
地区のルールを決める方法は、地区計画の他に景観地区、建築協定、緑化協定等があります。
都市計画が決定された後は
地区内で建築行為、開発行為等を行う場合は市への届出が義務づけられ、届出に対して勧告および指導または助言を行うことができます。
- 変更、廃止されない限り存続し、有効期間はありません。
届出書等につきましては「地区計画の届出様式」よりダウンロードできます。