市民の皆さまへ
各報道機関より、本市議会、村松三千雄議員の行った「議場における現金の配布行為」に関しての報道がされております。
同僚議員が起こした「軽率な行動」により、市民並びに関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを、南アルプス市議会を代表いたし まして、改めまして、ここに深くお詫び申し上げます。
本市議会では、議員各位に寄せられました「お怒りの言葉」を各々が深く胸に刻み、二度と市民の皆さま方にご心配をおかけすることのないよう「経緯の説明方法」と「再発防止」等について検討してまいりました。
本件につきましては、倫理観の希薄さが招いたものと考え、倫理観の醸成を含め、その第一歩といたしまして倫理規定の策定に取り組み、議員一人ひとりが改めて襟を正し、議員活動及び議会活動に尽力してまいる所存であります。
本市議会といたしましては、全議員が一丸となり再発防止と信頼回復を確実に進めてまいります。市民の皆さまにおかれましては、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
南アルプス市議会議長 飯野 久
南アルプス市議会としての対応
令和 5 年 1 月 4 日の議場における現金配布の問題は、本議会に対する信頼を著しく損ねる事態となりました。
議員は市民の負託を受け、市民の代表者としての責任と使命がある立場であります。将来にわたり二度とこうした事態が起きないよう、議員の責務を全うしていかなければなりません。
本市議会では 6 月 8 日に「市民への報告事項検討会」を立ち上げ、5 回にわたる会議を開催し、事実確認を行うとともに、再発防止と信頼回復に努めるため、協議を重ねてまいりました。政治倫理の規範を議員一人ひとりが自覚し、議員の使命を全うすべく、今後は「政治倫理条例」の策定に向け、政治倫理条例策定検討委員会を設置し取り組んでまいります。
確認内容について
長崎山梨県知事を支援する組織として、県内の市町村有志議員で構成する「前進やまなしの会」*に南アルプス市議会より16 名が会員とし参加した。
村松三千雄議員は、令和5年1月3日に「前進やまなしの会」より、事務所の経費として6万円を受領した。そのうち、5万円を一人約3千円相当に振り分け、翌日の1月4日新年互礼会の開催前に、議場において各会派代表に政治活動費として「使い方は各会派にお任せします。領収書は私が一括して切っていますので要りません」と付け加え手渡した。公明党小池伸吾代表は受け取らなかった。
未来創政の会の矢﨑俊秀代表は、新年互礼会終了後に議場の外廊下で、この現金は受理できない旨を伝えたが、村松三千雄議員から「返されても困る」と押し問答の様相になった。後日「返した」「返さない」の水掛け論を避けるため、また、会派宛の現金配布のため、会派の斉藤諭議員と一方的に現金を配布されたことについて協議し、書留郵便で返却した。
村松三千雄議員への郵便書留での返却については、未来創政の会の矢﨑俊秀代表から村松三千雄議員へ「受け取った金を返却する」との電話連絡の後、1 月中旬に返金された。
新政南アルプスは 7 名で、会に参加した 6 名分を村松三千雄議員の預かりとした。村松三千雄議員は自身のとった軽率な行動を反省し、躍進会
野中國幹代表に「渡したお金を返却願いたい」 と伝え、返却してもらった。
＜前進やまなしの会参加者 16 名＞
新政南アルプス 代表 村松三千雄 飯野久 三木充 有野一成 飯野多恵子 保坂健（現在は会派所属ではない）
躍進会 代表 野中國幹 北村千代子 花輪幸長 戸栗淳 三枝守和
公明党 代表 小池伸吾 河野木綿子 齊藤博明
未来創政の会 代表 矢﨑俊秀 斉藤諭
以上、確認内容といたします。
＊ 本検討会では「前進やまなしの会」が選挙管理委員会に届けられた確認団体であることを、団体代表者に確認いたしました。
各会派の報告書
南アルプス市議会だより臨時号
