乳がんってどんな病気?
乳がんは、女性に最も多いがんで、約9人に1人がかかるといわれています。早期に見つかり、適切な治療を受けた場合、90%以上は治癒します。
月に1回の自己検診を行うとともに、特に発症が増える40歳以上の方は、2年に1回定期的に乳房エックス線検査を受診しましょう。
※がんについては、国立がん研究センター「がん情報センター 一般の方へ」のページもご覧ください。
乳がん検診の検査方法
○乳房エックス線検査(マンモグラフィ)
透明なプラスチックの板で、左右の乳房を片方ずつ挟んでエックス線撮影します。
乳がんの初期症状である小さな石灰化でも見つけやすいのが特徴です。
○乳腺超音波検査(エコー)
乳房に超音波をあてて、その反射波を画像に映し出すことで、乳房の内部の様子を見ます。
放射線を使わない検査です。
対象者
30歳以上の女性(本年度末3月31日現在の年齢)
※妊娠中・授乳中の方は受診できません。
申込み~受診までの流れ
・2月に郵送される「各種健診(検診)申込書」で申込みをする。
※提出期限を過ぎてしまった方や転入されてきた方は、健康増進課にお問い合わせください。
・後日、申込者に「受診票」と「乳がん検診受診ガイド」が郵送される。
・受診票に記載されている検診日時・持ち物等を確認し、受診する。
※検診会場での混雑を避けるため、受診票に記載されている指定日時での受診を厳守してください。
指定日時でのご都合が悪い方は、必ず事前に連絡をお願いします。日程等を調整します。
受付時間
14時~16時
※なお、令和5年度の変更により、芦安会場のみ乳がん検診を同時に実施しています。乳がん検診のみの受診も可能です。
平日の午前中に乳がん検診を実施するのは芦安会場のみとなります。
持ち物
□ 受診票 … 問診項目がありますので、事前に記入してきてください。
□ 自己負担金 … 1,000円(70歳以上は無料)
□ 健康保険証
□新型コロナウイルス感染症問診票 … 事前に記入してきてください(感染状況により変動します)。
検査方法
本年度末3月31日現在の年齢 | 検査方法 |
---|---|
30~39歳 | 超音波検査(エコー) |
40歳以上で奇数年齢(例41,43,45歳・・・) | 超音波検査(エコー) |
40歳以上で偶数年齢(例40,42,44歳・・・) | エックス線検査(マンモグラフィ) |
注意事項
・妊娠中・授乳中の方は受診できません。
(※妊娠中・授乳中の方は乳腺が発達しており正確な検査ができないため実施しません。自覚症状のある方は乳腺専門外来を受診してください。)
・上半身は検査着に着替えますので、着脱しやすい服装でお越しください。(ワンピース等の上下が繋がっている服装はご遠慮ください)
・受診日に南アルプス市に住所がない方は受診できません。
日程・会場
「健康づくり日程表」でご確認ください。
※当日の天候及び感染症の拡大等により中止することもあります。ご了承ください。
※芦安地区につきましては、巡回(総合)健診と同日に行います。
※若草地区の乳がん検診会場は若草生涯学習センターに戻ります。
乳がん検診の結果について
・結果は受診日の約1ヶ月後に郵送します。緊急にお知らせする必要のある方には、それよりも前にお電話等でお知らせすることもあります。
・精密検査が必要の場合、検診結果の内容を説明してから結果をお返しします。必ず精密検査をお早めに受診してください。
ブレスト・アウェアネス
ブレスト・アウェアネスは、「乳房を意識する生活習慣」です。
ブレスト・アウェアネスには以下の4つのポイントがあります。日頃の生活の中で次の4つを行い、自分の乳房を意識する習慣を身につけましょう。
1.自分の乳房の状態を知る
入浴や着替えの時など、ちょっとした機会に自分の乳房を見て、触って、感じてみましょう。入浴の際に、石けんをつけて撫で洗いするのも大切です。
2.乳房の変化に気をつける
普段の自分の乳房の状態を知ることで変化にも気づくことができます。自分の乳房がいつもと変わりがないか確認してみましょう。
・左右の乳房の形、乳首の位置、皮膚の色が違う
・えくぼのようなくぼみが現れる
・表皮がただれる
・皮膚がひきつる
・乳房のしこり、かたまりに触れる
・乳首から液体が出る
上記のような変化がないか気をつけましょう。
3.変化に気が付いたらすぐ医師に相談する
乳房の変化に気づいたら、検診を待たずに乳腺専門外来を受診しましょう。大丈夫だろうと安易に自己判断することなく専門医の診察を受けましょう。
4.40歳になったら、2年に1回マンモグラフィによる乳がん検診を受ける
現在厚生労働省が推奨している乳がん検診(マンモグラフィ)は「死亡率を減少させることが科学的に証明された」有効な検診です。
40歳以上の女性は、2年に1回、定期的にマンモグラフィ検査を受けましょう。また、検診で要精密検査となった場合には、必ず精密検査を受けましょう。