1.住み慣れた地域で暮らしていくためのしくみ
ここでは、住み慣れた地域で暮らしていくためのしくみを勉強しましょう。
大切なのは一人ひとりが行う「介護予防」です。「介護予防」とはできる限り介護が必要とならないようにすること、たとえ介護が必要な状態になってもそれ以上悪化しないようにすることです。「介護予防」を積極的に行うことで、いつまでも元気に暮らせるよう生活改善をしましょう。
もし介護が必要になったら「介護保険」の申請をしましょう。
認定されると、認定基準によって「介護予防サービス」「居宅介護サービス」「施設介護サービス」が利用できるようになります。
地域包括支援センター
高齢者が住み慣れた地域で、尊厳あるその人らしい生活を送るために、介護サービスをはじめ、福祉、医療、権利擁護などさまざまなサービスを、包括的、継続的に提供していく施設。詳細は、「地域包括支援センター」をご確認ください。
2.高齢者の権利を守ろう!
高齢者虐待を防ぎましょう
高齢者にとって、家族や施設の職員はとても心強い存在です。しかし、その信頼している家族や職員などから虐待を受けるという事件があるのも事実です。
高齢者虐待を防ぐポイントは、早期発見と介護負担の軽減です。近所の見守り、日常的な声かけなど地域ぐるみの対応や社会サービスを活用することが解決の糸口となります。
成年後見制度を利用しましょう
成年後見制度とは、認知症や知的障害などにより判断能力が不十分な方が不利益を被ってしまったり、人としての尊厳が損なわれたりしないように、支援する人(成年後見人等)を選ぶことで、その方(成年被後見人)を法律的に支援する制度です。
また、日常生活自立支援事業(地域福祉権利擁護事業)も利用できます。これは、判断能力が不十分である利用者が、できる限り自立した生活をしていけるように、必要な福祉サービスの利用援助やそれに付随した日常的な金銭管理などの支援行う事業です。
詳しくは、地域包括支援センターまたは成年後見センターにお問い合わせください。
詳細は、高齢者のためのいきいきガイドブック (PDF 2.43MB)をご確認ください。