行きたいまち・住みたいまちを目指して
行きたいまち・住みたいまちを目指して
現状と課題を踏まえ、下記の3つを柱に具体的な施策(魅力づくり・情報発信)を展開していきます。
南アルプス市の新しいファンを増やしていくためには、地域を構成する一員である市民の皆様に、まちの魅力づくりや情報発信するシティプロモーション活動に参加していただき、活動の輪を広げていくことが重要になります。
市民参加型のシティプロモーション活動を通じて、市民をはじめとした南アルプス市に関わる多くの方々の地域への愛着や誇りが高まり、転出抑制、定住化、出生率の向上、さらには地域の活性化を目指す取組を推進します。
人口減少・少子高齢化の対策としては、転出を抑制し定住を促すだけでなく、新しい人の流れを作る必要があります。まずは、移住を促進する取り組みを展開します。特に、市の経済活動に大きく貢献し、親子二世代、三世代と市に関わる可能性のある子育て世代を主なターゲットとし、住居や暮らしの相談サポート体制を整え、移住トライアルプランなどの促進策を講じます。
また多様化する価値観やライフスタイルに対応する新しい地域への関わり方について、週末移住や二拠点居住、ワーケーションなど、地域に定住していなくても南アルプス市に愛着を持ち関わってくれる「関係人口」を拡大させることで、将来的な移住・定住に繋げる取り組みも検討します。
人の流れを作るのは移住検討者や関係人口だけではありません。最も層が厚い交流人口、つまりは観光客の増加も南アルプス市の振興には欠かせません。
本市の主要観光は、幅広い層に支持される「フルーツ狩り」と、国内屈指の名峰が揃い国内外の登山愛好家にリピートされる「山岳観光・登山」であることは、市民インタビューやワークショップでも明確となっています。一方で、2つ以外の観光要素が十分に浸透しておらず、また市内周遊のモデルコースなどが情報として提示されていない点が課題として挙げられました。 シティプロモーションでは、2大観光素材であるフルーツ狩りと山岳観光・登山の魅力をさらに高めるための改善策を展開するとともに、その他の観光素材との組み合わせで市内周遊を促すことや他市との連携により、更なる集客と消費拡大を目指します。