鰐口は、古くは金鼓(こんく)と呼ばれ、社殿や仏堂前の軒下につるされた金属製の具であり、その形から鰐口といわれるようになった。 久本寺の鰐口は、享徳3年(1454年)のもので、面径13センチメートル、口径15.1センチメートル、縁高3.6センチメートルである。 表面に記された文字から、子孫繁栄を願って観音堂に奉納されたことが分かる。 データ 所在地/南アルプス市下今諏訪556 所有者、管理者/久本寺 指定年月日/昭和35年11月7日 備考/