総高1.2メートルの安山岩製で、観音堂の西に接して建てられています。年代は、鎌倉末期のものと推定されます。 塔の各部は別々の石からなり、基礎の上部に径15センチメートル、深さ8センチメートルの円筒形の穴を掘って、経典あるいは舎利奉納の場所が作ってあります。 その形状、形態といい実によく時代の特徴を表わし、風格を持った遺構です。 データ 所在地/南アルプス市大嵐123 所有者、管理者/善応寺 指定年月日/昭和53年3月15日 備考/