江原山隆昌院は寛正3年(1462年)に開基し、本尊は千手観音である。 この涅槃図の伝来は不詳であるが、上方軸芯部に墨書で寛文11年(1671年)との銘記が発見された。四枚の絹を女性の手によって縫い合わせた庶民的な作品であり、仏教の教えが庶民に厚く広がっていた事を示す貴重な作品である。 法量:縦…261センチメートル、横…157.5センチメートル データ 所在地/南アルプス市江原1550 所有者、管理者/隆昌院 指定年月日/平成元年2月27日 備考/