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不育症について

不育症とは、妊娠しても流産・死産・新生児死亡などを繰り返して、赤ちゃんを持てない状況を言います。まだ認知度が低く、自分が不育症と気づいていないかたや、どこでどのような検査・治療をすれば良いのか分からないかたもいるのではないでしょうか。

作成日 2012年07月23日

普通の妊娠でも流産は15%~20%の確率で起こります。繰り返す確率は、自然流産を20%とした場合、2回では4%、3回では0.8%となり非常にまれだと言えます。妊娠初期でも流産を3回以上繰り返す場合は、何らかの原因を疑う必要があります。

不育症の原因は、抗リン脂質抗体症候群、子宮の形が悪い子宮形態異常、凝固因子異常として第12因子欠乏症、甲状腺の異常、両親のどちらかの染色体異常などがありますが、検査をしても明らかな異常が分からないかたが6割~7割もいらっしゃいます。原因がはっきりしたかたは治療を行いますが、原因不明(偶発的な流産を繰り返したと思われるかた)の場合には何の治療をしなくても次回の妊娠で成功する確率が高いとも言われています。原因は様々ですが、治療を行うことで80%以上の不育症のかたが赤ちゃんを出産することができると言われていますので、不安や心配を抱えているかたは専門医にご相談ください。

不育症Q&A

Q1. 不育症の患者さんは全国で何人くらいですか?
A1. 厚生労働省研究班の調査では、妊娠経験者の4.2%に発生していることから、全国で140万人の患者さんがいるとみられています。
Q2. 流産はどのくらいの頻度で起きますか?
A2. 年齢にもよりますが、妊娠の15%程度が流産になると言われています。
Q3. 流産が起こるのはいつ頃が多いですか?
A3. 妊娠12週未満の早期流産が大部分(全流産の約90%)です。
Q4. 流産は年齢と関係しますか?
A4. 妊娠の年齢が高齢になると流産率が増加すると考えられています。特に母胎年齢が40歳以上になると流産の頻度が40%~50%程度に増加します。
Q5. 不育症でも妊娠、出産はできますか?
A5. 原因にもよりますが、最終的には80%以上のかたが出産することができます。
Q6. 不育症治療をして出産した場合、次の妊娠も不育症治療が必要になりますか?
A6. 原因にもよりますが、次の妊娠でも同じように治療が必要となる場合があります。

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