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病気の知識(感染症)

感染症などについて、症状や予防法について簡単に記載してあります。

更新日 2010年08月09日

代表的な感染症としては、下のようなものがあげられます。症状や予防法について大まかな内容をご説明していますが、詳しくは、医療機関にお問い合わせください。

新型インフルエンザ

新型インフルエンザとは、動物、特に鳥類にのみ感染していた病原体が偶然的にヒトに感染していたものが、遺伝子の変異によって、ヒトの体内で増えることができるように変化し、さらにヒトからヒトへ感染するようになった感染症を指します。

新型インフルエンザが恐れられているのは、このウイルスに対する抵抗力(免疫)をもっている人はいないので、発生すれば世界的な大流行(パンデミック)になる恐れがあり、命を落とす人まで多く出てしまう可能性が高いからです。

ブタ由来インフルエンザA(H1N1)

ブタ由来のインフルエンザウイルスA(H1N1)の感染による感染症です。

患者さんの多くは、軽症で回復しています。海外では、一部重症化する例があり、喘息などの慢性呼吸器疾患のある方、心疾患のある方、糖尿病の方、免疫不全の方、妊娠中の方などが重症化しやすいとされています。
咳やくしゃみなどによる飛まつ感染やウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触よって感染します。
潜伏期間は、現時点では、3日から4日(最大1日~7日程度)と考えられています。

症状

通常のインフルエンザ同様、発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻汁、筋肉痛などです。また、嘔吐や下痢など消化器症状が見られる場合もあります。

予防

治療としては、通常のインフルエンザ同様、呼吸器症状や全身症状に応じた治療を行い、現在、タミフル、リレンザの内服薬が有効とされていますが、残念ながら新型インフルエンザは現在あるワクチンでは予防できません。そもそもワクチンとは予防対象のインフルエンザウイルスを使って製造するため、新型インフルエンザが発生していない現段階では準備できないのです。一応新型インフルエンザが流行したらすぐにワクチンを製造できる体制は整っているようです。
ワクチンはなくとも別の予防策はあります。それは普段インフルエンザのときに気をつけている、「手洗い」「うがい」「マスク」「人ごみを避ける」などの一般的な予防策です。こうした一人ひとりの取り組みこそが、急速な感染拡大の抑止にもつながることを十分に認識することが大切です。

鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気です。鳥に感染するA型インフルエンザウイルスをまとめて鳥インフルエンザウイルスといいます。
鳥インフルエンザウイルスの中には高病原性鳥インフルエンザウイルスがあり、家きん(ニワトリや七面鳥など)に対する病原性の強さによって、強毒タイプと弱毒タイプに分類されています。
ニワトリが強毒タイプのウイルスに感染すると、その多くが死んでしまいます。一方、ニワトリが弱毒タイプのウイルスに感染すると、症状が出ない場合もあれば、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たり産卵率が下がったりする場合もあります。

症状

原因となったウイルス株により違いが見られますが、一般的には、突然の高熱、咳などの呼吸器症状の他、全身倦怠感、筋肉痛などの全身症状を伴いま す。ほとんど疾患名を付けられないほどの軽症例、通常のインフルエンザ様症状、そして重篤な肺炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、多臓器不全などによ り、急激に悪化して死に至るものまで様々です。また、オランダでのH7N7亜型感染症では結膜炎を起こしていますし、香港のH5N1でも結膜炎が数例で見 られたと報告されています。

予防

鳥インフルエンザに感染しないために、次のことなどを注意してください。

野鳥からの感染防止

野生の鳥は、インフルエンザウイルス以外にも人に病気を起こす病原体を持っている可能性があります。日頃からつぎのことに注意しましょう。

  • 衰弱又は死亡した野鳥又はその排泄物を見つけた場合は、直接触れないこと。もしも触れた場合には、速やかに手洗いやうがいをすること。
  • 特に、子供は興味から野鳥に近づくおそれがありますので注意しましょう。

日本に入国する際、発熱や咳など体調に異状がみられたら、検疫所の健康相談室に申し出てください。

インフルエンザ

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によっておこる病気です。主な症状としては、高熱(38~40度)や頭痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状と、のどの痛み、咳や痰などの呼吸器の急性炎症症状などがみられます。
インフルエンザは通常のかぜと比べ、症状が重く、全身症状も顕著に現れます。そのため、高齢者がかかると肺炎を併発したり、持病を悪化させたりして重篤になり、最悪の場合は死に至ることもあります。また、潜伏期間が短く感染力が強いことも特徴で、毎年、流行期の12月下旬から3月上旬にかけては多くの方がインフルエンザにかかっています。

症状

インフルエンザウイルスに感染後、1~3日間の潜伏期間を経て、突然38~40度の高熱が出て発病します。それと同時に、悪寒、頭痛、背中や四肢の筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が現れます。これに続いて、鼻水、のどの痛みや胸の痛みなどの症状も現れます。発熱は通常3~7日間続きます。
健康な成人であれば一週間ほどで治癒に向かいますが、インフルエンザウイルスは熱が下がっても体内には残っているため、他人にうつす恐れがあります。流行を最小限に抑えるためにも、一週間は安静にしておくことが大切です。

予防

流行前にワクチン接種を受けることが、最も有効な予防法です。
また、たとえインフルエンザにかかった場合でもワクチンの接種は重症化防止としても有効です。
なお、日ごろより次のことにも注意し、しっかり感染を予防しましょう。

  1. 感染経路の遮断
    • なるべく人混みを避けましょう。
    • 外出後は、うがいと手洗いをしましょう。
    • マスクを着用しましょう。
    • 部屋の湿度や温度を適切に保ち、定期的に換気しましょう。
  2. 抵抗力をつける
    • 規則正しい生活を行い、睡眠を十分にとりましょう。
    • 3食きちんと食べて栄養バランスを保ちましょう。
    • 適度な運動をして体力をつけましょう。
    • ストレスをためないようにしましょう。
  3. 患者との接触を避ける
    • 食器は別々のものを使用しましょう。
    • 発症したらマスクをつけて外出を避けましょう。

腸管出血性大腸菌感染症

大腸菌は、ヒトをはじめとした生き物の腸内に存在する細菌のグループ名です。
ヒトの腸内に通常存在するものは、一部のビタミンを作るなど、 消化・吸収に役立っています。しかし、中には下痢などの症状を引き起こす種類があり、病原性大腸菌と呼ばれます。病原性大腸菌の中でも、ベロ毒素という強 い毒素を作り、血性の下痢を引き起こす種類を腸管出血性大腸菌と呼びます。腸管出血性大腸菌の代表格はO157ですが、O26やO111など、他にもいく つかの型があります。感染すると強い症状を引き起こす腸管出血性大腸菌ですが、牛などの腸からはよく見つかり、全く症状のないヒト(無症状病原体保有者) の検便で見つかることもあります。

症状

腸管出血性大腸菌感染症は、無症状から生命に危険が及ぶまで、症状の程度に幅があります。健康上問題となる症状は、激しい腹痛と水様性の下痢からは じまります。また、吐き気や発熱もあります。これらの症状は、感染後2~5日の潜伏期間のあとに出現することが一般的ですが、なかには10日以上の潜伏期 間の報告もあります。腸管出血性大腸菌感染症の下痢症状では、血性の下痢(血便)が見られるのが特徴です。これは、ベロ毒素の影響で腸の粘膜が障害される ために出現します。ときには溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症に進行し、適切な治療を行わないと死亡することもあります。特に、子供 と高齢者では、重症化しやすいので注意が必要です。激しい腹痛と血便がある場合には、医療機関に相談してください。

予防

腸管出血性大腸菌感染症を予防するには、手洗いの徹底が基本です。用便の後はもちろん、調理や食事の前後にも、石鹸を使ってきちんと洗いましょう。 また、調理器具を介した感染を避けるため、食材ごとに器具を変えるか洗うようにしてください。特に肉を扱った調理器具は他の食材に触れないようにし、焼く 前と焼いた後の肉を扱う箸・トングなどは分けます。お肉など加熱すべき食材は、中心部まできちんと加熱してください。

ノロウイルス感染症

毎年11月頃から翌年の4月にかけて、ノロウイルスの感染を原因とするウイルス性のおう吐・下痢症が流行します。特に保育園(所)、幼稚園、小学校などの子ども達が集団生活を送っている施設では、内部でヒトからヒトに感染し、爆発的に流行することがあります。

症状

主な症状ははき気、おう吐及び下痢です。通常は便に血液は混じりません。あまり高い熱とならないことが多いです。小児ではおう吐が多く、おう吐・下痢は一日数回からひどい時には10回以上の時もあります。感染してから発病するまでの「潜伏期間(せんぷくきかん)」は短くて数時間~数日(平均1~2日)であり、症状の持続する期間も数時間~数日(平均1~2日)と短期間です。元々他の病気があったり、大きく体力が低下している等がなければ、重症になって長い間入院しないといけないということはまずありませんが、ごくまれにおう吐した物を喉に詰めて窒息(ちっそく)することがありますので注意してください。

予防

学校、職場、施設内でノロウイルス感染によるおう吐・下痢症が発生しても、その最初の発端は家庭内での感染による場合が多いです。特に子どもや高齢者は健康な成人よりもずっとノロウイルスに感染し、発病しやすいですから、家庭内での注意が大切です。

  • 最も重要な予防方法は手洗いです。帰宅時、食事前には、家族の方々全員が流水・石けんによる手洗いを行うようにしてください。
  • 貝類の内臓を含んだ生食は時にノロウイルス感染の原因となることを知っておいてください。

結核

結核は結核菌によって起きます。結核菌は結核患者の咳やくしゃみで空気中に飛び、菌が人の肺に吸い込まれることによって感染します。感染しても多くは身体の抵抗力(免疫)が打ち勝って発病には至りませんが、乳幼児・老人・糖尿病患者など抵抗力の弱い人は発病しやすく、感染して発病するまで早い人で2ヶ月、長い人で約20年以上という感染症です。結核菌の増える時間は約18時間に1回分裂と大変遅いため、感染しても発病するまで成人だと半年~2年後ということになり、空気感染ということもありどこで感染したかが難しい病気です。

症状

肺結核の症状はどれもかぜの症状に似ています。 咳・痰・胸痛・発熱・血たんのような症状が2週間以上続くようでしたら、結核も疑って医療機関を受診して下さい。結核は、かぜの症状に似ていることから、かぜと判断して医療機関を受診するのが遅くなることがあります。治療せず状態が悪くなると、結核菌を多くの人にふりまくことになります。2週間以上たっても“咳や痰”が治らない場合には、結核を疑って検査を受けることが大切です。検査は、X線検査や痰の検査で診断します。最近ではCT検査や内視鏡検査を活用したり、新しい痰の検査法で診断したりします。

予防

  1. 定期的な健康診断の受診(年1回は必ず受けましょう)
  2. 咳・痰が2週間以上続いたら医療機関を受診しましょう
  3. 規則正しい生活・バランスのとれた食生活を心がけましょう
  4. 休養は十分とりましょう(睡眠)
  5. 身体の抵抗力が弱まっている人は定期的に医療機関を受診しましょう

麻疹(はしか)

麻しんは麻しんウイルスによって引き起こされる感染症で、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状と発しんが現れます。肺炎、脳炎といった重い合併症を発症することもあります。
感染経路は、空気感染、飛沫感染が主で、免疫を持っていない人が感染すると90パーセント以上が発症します。
従来小児期に感染することが多かったのですが、最近は10代、20代以上での感染が多く見られ、大学を含めて学校閉鎖が相次ぐなど、社会的にも問題となりました。

症状

鼻やのどの粘膜に麻疹ウイルスが付着、侵入し増殖を始めることによって麻疹の感染が始まります。
麻疹の感染が始まってから発疹が出る前の前兆症状まで10~12日(7~14日のこともあります)、麻疹の感染が始まってから発疹が出るまでだと平均で 14日(7~18日のこともあります)かかります。前兆症状は、2~4日(1~7日のこともあります)続きます。前兆症状としては、発熱とともに咳や鼻水 が出始め、結膜炎を伴うこともあります。熱は38度程度に達しますがやがて下がります。また、麻疹に特徴的なコプリック斑が、前兆症状が始まってから 2-4日後に、第一、第二臼歯に対応する頬の内側の口腔粘膜に出現します。コプリック斑は粘膜にまかれた少量の白砂のように見え、周囲の粘膜は赤くなって います。コプリック斑が出現してから1~2日後に発疹が出現し始め、発疹が出現すると1~2日でコプリック斑は消えてきます。
麻疹の発疹は、発疹が出る前の前兆症状が出現してから3~5日後に、出現します。赤い斑状丘疹で、通常5~6日は出現しています。髪の毛の生え際の、耳の 前や下、首の脇にまず出現し、顔や上頚部に広がり、24~48時間かけて体幹部や四肢へと広がります。赤い斑状丘疹は不連続ですが、とくに上半身では多く は癒合して、顔が一面真っ赤になることもあります。発疹が出て来ると一度下がっていたものが再び発熱し40度に達することもある高熱が出ますが、3~5日 の内に熱は下がり、発疹は出現したのと同じ順序で消えていきます。発疹の跡にはしばらく銅褐色の変色が残りますが、これもやがて消えます。

予防

麻疹にかかった人は、学校や職場を休んで、通院以外の外出を控えましょう。学校保健法での登校基準は「発疹に伴う発熱が解熱した後3日を経過するまで出席停止とする。ただし、病状により伝染のおそれがないと認められたときはこの限りではない。」となっています。
よく手を洗うことは、ものの表面についた麻疹ウイルスを手を介して口や鼻に運ぶことを防ぐために役立ちます。しかし、その前に、患者が咳をして生じた飛沫を吸い込んで感染してしまう可能性が高いです。
麻疹にはワクチン(予防接種)があります。かかりつけ医によく相談しましょう。

風疹(ふうしん)

風疹ウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。潜伏期間は2~3週間(平均16~18日)で、主な 症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められます。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が 15~30パーセント程度いるようです。一度かかると、大部分の人は生涯風疹にかかることはありません。集団生活にはいる1~9歳ころ(1~4歳児と小学校の低学 年)に多く発生をみています。風疹ウイルスは患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などによってほかの人にうつります。発疹のでる2~3日まえから発疹がでた あとの5日くらいまでの患者さんは感染力があると考えられています。感染力は、麻疹(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。

症状

感染から14~21日の潜伏期間を経て発症します。紅い発疹、軽い発熱、リンパ節の腫脹の3つの主な症状を特徴とします。
リンパ節の腫脹がまず現れ、その後、発疹と軽度の発熱が現れます。リンパ節の腫脹は3~6週間で消失します。
発疹は紅く、小さく皮膚面より隆起した斑状丘疹で顔、耳の後ろなどに現れ、その後頚部、躯幹、四肢へと広がりこの順で発疹は消失し、顔などの発疹は3日前 後で消失するために「三日ばしか」と呼ばれることもあります。 発熱は、発疹と相前後して現れ2~3日で解熱します。

予防

  • 予防接種法の対象である生後12ヶ月以上~24ヶ月未満の子、5歳から7歳未満の小学校入学前1年間にあたる子は積極的に期間内にワクチン接種を受けましょう。
  • ワクチン接種率を向上させることが風しんの流行を抑えることになり、先天性風しん症候群の危険性も減らすことにもなります。
  •  患者との接触があった場合は「手洗いとうがい」を励行しましょう。

百日咳

百日ぜきは、くしゃみやせきを介して、百日ぜき菌が感染しておこります。この疾患は母親から免疫をもらえないので、生まれて間もない赤ちゃんでもか かることがあり、小さいうちほど危険です。そのため、生後3ヶ月から予防接種がうけられるようになっています。最近は予防注射(三種混合ワクチンに含まれ ています)の普及で激減しましたが、まだ地域的な流行がみられます。

症状

くしゃみや鼻水からはじまり、初期段階では風邪と区別がつきません。せきが1~2週間続き、次に激しいせきの発作を起こすようになります。完全に治るまでには、1~2ヶ月かかります。経過が長いだけでなく、乳幼児が重症になると生命の危険が伴います。

予防

予防接種が最大の防御策ですが、接種前にかかってしまった場合は、早めの対応が大切です。かぜをひいて、せきが続いている場合は、早めに受診するとよいでしょう。早い段階で感染がわかれば、抗生物質を使用して、症状が出る期間を短縮させることができます。
予防接種をまだ受けていない場合は、必ず医師にその旨伝えましょう。診断の一助になります。また、昼間にせきがでないと、元気になったように見えますが、 夜間悪化することが多いので注意が必要です。うまく呼吸できなかったり、くちびるや爪にチアノーゼがみられたら、急いで受診する必要があります。

日本脳炎

日本脳炎はウィルス感染症の一種で、発症すると脳組織や脊髄に炎症が発生し意識障害などを発生させます。日本脳炎は、日本を中心としたアジアの各地 域で確認されている病気ですが、近年では南洋のパプアニューギニアやオーストラリアでも症例が確認されているなど、感染地域の拡大が深刻な問題になってい ます。

症状

日本脳炎は6日から16日の潜伏期間を経た後、発症します。初期症状としては、頭痛やめまい、嘔吐や寒気などが見られます。小児の場合は腹痛や下痢 を伴うことがあります。症状が進行すると、光過敏症から意識障害や神経障害を引き起こし、重篤な後遺症を残すことがあります。日本脳炎ウィルスに感染して も発症しない場合が多いのですが、発症すると手遅れになる場合が多く子供やお年寄りなどの抵抗力が弱い人ほど危険と言えます。

予防

予防としては、ワクチンの接種が有効的です。しかし、日本脳炎予防接種については、平成17年5月より積極的勧奨を差し控えております。
これは、「日本脳炎ワクチン(マウス脳由来による)」接種後に重症な副反応があったため、厚生労働省より「積極的勧奨の差し控え」勧告が出されたことによります。
厚生労働省は、その勧告の中で「危険性が低いと期待されるワクチン」を開発するとしてきましたが、この度新ワクチン「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」が承認され、平成21年6月2日より日本脳炎予防接種第1期のワクチンとして使用されることになりました。
なお、厚生労働省は、新ワクチン「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」の使用について、供給量の不足や安全性の確認等の観点から、現時点においては積極的に勧奨する段階には至っていないとしています。このことから、日本脳炎新ワクチン「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」での接種についても、引き続き積極的勧奨の差し控えは継続されることとなります。

エイズ(後天性免疫不全症候群)

エイズ (AIDS : Aquired Immunodeficiency Syndrome)は、日本語で「後天性免疫不全症候群」といい、HIV (Human Immunodeficiency Virus、日本語では「ヒト免疫不全ウイルス」)が感染し、免疫機能が破壊されることによって起こる日和見感染症や悪性腫瘍の発生、痴ほうや運動障害等、様々な病気・症状の総称です。(HIVを病原体とする感染症全経過をまとめて「HIV感染症」といい、「エイズ」とは発病後の状態に限定して使われるようになっています)。

症状

HIVに感染しても、ほとんどの人が自覚症状もなく経過します。一時的に風邪に似た症状が現れる人もありますが、その後は症状が認められない無症候期に入ります。この時期は数ヶ月から数年にわたって続きます。外見では健康人と変わらないため、感染者(無症候キャリア)であるかどうかはわかりません。
その後、次第に免疫機能が低下してくると、寝汗や1ヶ月以上続く発熱、リンパ節の腫れ、体重の急激な減少、下痢が続き食欲がなくなる、口の中に白い斑点ができるなどの症状を現す「エイズ関連症候群期」の段階に入ります。さらに進行し免疫機能が低下すると、日和見感染症、悪性腫瘍、神経障害などを伴うようになります。この段階を「エイズ」と呼びます。

予防

HIVは主に、血液・精液・膣分泌液を介して感染します。具体的には次の3つの感染経路が考えられます。それぞれの感染経路を断つために適切な予防方法を実行すれば、感染を防ぐことは可能です。

  • 性的接触(感染者との無防備なセックス)
    • セックスをする時はコンドームを正しく使用しましょう。
    • 不特定多数のパートナーとの無防備なセックスはやめましょう。
  • 血液感染(感染者の血液が傷口や粘膜に触れたり、体内に入った場合)
    注射針の共用(麻薬の回し打ちなど)をやめましょう。
  • 母子感染(感染している母親から妊娠・出産・授乳によって子供に感染)
    母子感染率を軽減させる方法がありますので、医師にご相談ください。

海外旅行で注意してほしい感染症

7月から9月までの間は、夏休み等を利用して海外へ渡航される方も多い時期です。海外で感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要ですが、基本的な感染症対策として飲料水、虫刺され(蚊やダニなど)、動物との接触には注意が必要になります。

各地域における感染症の発生状況や感染症に関する情報は、検疫所や外務省のホームページで閲覧できるほか、各空港や港の検疫所ではさらに、リーフレットやポスターによる情報提供と注意喚起を行っております。海外に渡航される方は、出発前に旅行プランに合わせ、渡航先での感染症の発生状況に関する情報を入手し、適切な感染予防に心がけください。

また、空港や港の検疫所では健康相談を行っています。入国時に発熱がある場合、具合が悪い場合には積極的に検疫所係官までご相談ください。

感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあり(数日から1週間以上)、帰国後しばらく経過してから具合が悪くなることがあります。その際は早急に医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、動物との接触などについて必ず申し出てください。

お問い合わせ先

健康増進課
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南アルプス市健康福祉センター
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