カーボン・オフセットトマトへの取り組み
更新日 2011年12月21日
カーボン・オフセットトマトへの取り組みの経緯
南アルプス市では、地球温暖化対策の観点から「木質バイオマス」の導入について様々な角度から検討をおこなってきました。
平成21年度は市内の果樹園から出る剪定枝を収集しペレットに加工し、ハウス農家の協力のもと、A重油の代替燃料として使用し、栽培したトマトを「エコ栽培トマト」と県内においてテスト販売を行いました。
平成22年度には、環境省の「カーボン・オフセットモデル事業」の採択受け、「エコ栽培トマト」から一歩進んだ「カーボン・オフセットトマト」として首都圏を中心にテスト販売を行いました。
【参考】モデル事業採択情報(環境省)
カーボン・オフセットとは
カーボン・オフセットとは、自分の温室効果ガス排出量のうち、どうしても削減できない量の全部又は一部を他の場所での排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)することをいいます。
例えば、商品の製造・使用にともなう温室効果ガス排出量に見合ったクレジットを調達し、この分のコストを商品の料金に上乗せして、温室効果ガスがオフセットされた商品として提供されます。このような仕組みを活用した商品・サービス・イベントは年々増えており、市民・企業・自治体等が主体的に地球温暖化対策に貢献する手段の一つとして注目されています。
カーボン・オフセットトマトの仕組み
南アルプス市の「ハウストマト(ハウス桃太郎)」の栽培において、加温に使用する燃料に木質バイオマスを利用しCO2の排出を抑制したうえで、トマト1個あたりに5キログラムのオフセット・クレジット(J-VER)を付与し環境省基準による「カーボン・オフセット認証ラベル」を添付したトマトを市場においてテスト販売を行いました。
この「カーボン・オフセットトマト」を購入することにより、購入者は1日あたりの大部分のCO2の排出量をオフセットすることができる仕組みとなっております。
購入者のオフセットの仕組み
排出量の算定
1人あたりの年間CO2排出量「2,070キログラム」を 1日あたりに換算すると約5.67キログラム(2,070キログラム/365日)

カーボン・オフセットトマトを1つ購入することにより、1人あたり1日に排出されるCO2の大部分(5キログラム)をオフセットできる。
オフセットとして利用したクレジット
「高知県木質資源活用エネルギー事業B」(化石燃料から未利用の木質バイオマスへのボイラー燃料代替)から創出されたオフセット・クレジット(J-VER)を25トン利用しました。
クレジットの概要と無効化の手続
使用するクレジットの種類
「高知県木質資源活用エネルギー事業B」から創出された「オフセット・クレジット」(J-VER)
民間の発電ボイラーの燃料(石炭・オイルコークス)の一部を高知県産の未利用林地残材で代替することによりCO2を削減。
使用するクレジット量
トマト5,000個×クレジット5キログラム=25トン
無効化の手続
オフセット済み認証により無効化(平成22年10月28日)
カーボン・オフセットトマトの数量
木質バイオマス利用によってCO2削減努力を行い栽培したトマトのうち、限定個数5,000個に環境省基準のカーボン・オフセット認証ラベルを貼付し市場においてテスト販売を行いました。
今回、初めて県内の大手スーパーにおいて店頭販売を行いました。販売の売上金は全額を被災地への義援金とさせていただきました。
・販売日時:平成23年5月8日(日)午前10時~
販売場所:オギノリバーシティショッピングセンター
・販売日時:平成23年5月15日(日)午前10時~
販売場所:オギノ昭和ショッピングモールJOY
・販売日時:平成23年5月22日(日)午前10時~
販売場所:オギノリバーシティショッピングセンター
・販売日時:平成23年2月25日(金)午前10時~、3月10日(木)午前10時~
販売場所:富士の国やまなし館 東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル1F
・販売日時:平成23年3月3日(木) 午前11時~午後4時
販売場所:横浜市西区高島2-18-1 横浜新都市ビル9階 シビルプラザ (そごう横浜)
・販売日時:平成23年3月12日(土) 午前11時30分~
販売場所:文京区千石1-23-11 喜三郎農場
取り組みの狙い
この事業においてテスト販売される「カーボン・オフセットトマト」が市場での優位性が示されれば、トマトだけでなく「さくらんぼ」など他のハウス農家への木質バイオマスの普及が期待でき、地球温暖化対策と同時に、環境付加価値のついた南アルプス市のブランド農作物の確立、地域農業の発展に結びつくモデルを構築する大切な一歩であると考えています。




