下水道の設備について
下水処理場では、汚水を1年中休むことなく浄化しています。 汚水は、反応タンクの微生物によって魚の住める水まで浄化し、川へ放流します。
- 沈砂池
流入してきた下水のゴミ等をスクリーンで 取り除き、土砂を沈ませてポンプで最初沈殿池に送ります。 - 最初沈澱池
沈砂池から送られてきた下水を緩やかに流して、比較的沈みやすい物質を沈殿分離します。沈んだ物質(生汚泥)は、汚泥処理施設へ送られます。(沈殿時間 約2時間) - 反応タンク
最初沈殿池を通った下水に空気を吹き込み、活性汚泥(好気性微生物)を加えて、下水中の有機物(BOD・SS)を吸収・分解して活性汚泥を沈殿しやすくします。(反応時間 約8時間)
浄化のしくみの詳細については「活性汚泥のしくみ」をご覧ください。 - 最終沈殿池
下水処理の最後の沈殿池で、沈みやすくなった活性汚泥を沈殿させます。きれいな上澄み水は塩素滅菌池へ送られます。沈殿した活性汚泥は再び反応タンクに返し、余分な汚泥は汚泥処理施設に送られ、肥料になります。(沈殿時間 約4時間) - 消毒設備
最終沈殿池で汚泥と分離された処理水は、大腸菌などの細菌を含んでいるため、ここで塩素薬品消毒してから河川に放流されます。 - 川へ放流
汚泥処理のしくみ
最初沈殿池で発生する生汚泥、反応タンクからの余剰汚泥は、汚泥処理施設へ送られ、最終的に肥料になります。