鎌倉期から南北朝期にみられる荘園。鎌倉期は青蓮院門跡領で、年貢は米でなく布だったという。南北朝期には勧修寺領に移っているが経緯は不明。加賀美氏は甲斐源氏の一族で、遠光は1143年(康治2年)、若神子(須玉町)逸見の館に生まれ、この地に居館、峡西地方、鰍沢、塩山を治め強大な勢力を誇る。法善寺は遠光の館跡に孫の遠経が建立したと伝えられる。 データ 所在地/南アルプス市加賀美3509 所有者、管理者/法善寺 指定年月日/昭和46年1月28日 備考/