史跡御勅使川旧堤防（将棋頭・石積出）　桝形堤防竣工式・オープニングセレモニーが開催されました

３月27日（水）、国指定史跡御勅使川旧堤防（将棋頭・石積出）の一部を構成する桝形堤防（※）の史跡整備工事が完成し、竣工式およびオープニングセレモニーが行われました。

金丸一元市長の挨拶後、文化庁文化資源活用課小野友記子文化財調査官、山梨県文化振興・文化財課森原明廣文化企画指導監、飯野久市議会議長に来賓祝辞をいただきました。

史跡整備の経緯と整備概要報告の中では、白根飯野小学校８名の児童が、学習した桝形堤防にかかわる治水と利水の歴史を演劇で表現、全員で協力してわかりやすく発表してくれました。

劇中では桝形堤防の妖精が登場し、これからも史跡を守り伝えていく未来へのメッセージが、多くの出席者の心に響いたようです。

施工業者の表彰後、快晴の青空と雪化粧した南アルプス、そして桝形堤防の石積を背景に、テープカットが行われました。

式終了後、史跡整備が完了した桝形堤防の内覧会を実施。徳島堰を探検した地域の方の昔話や、うっそうとした林だった地を切り拓き発掘調査を行ってきた歴史とその成果、市民とともに創り続ける整備内容を見学していただきました。

桝形堤防の先端部見学の時に、青空にはV字型の雲が広がっているという奇跡の瞬間も訪れました。

令和６年３月28日（木）10時から一般公開が始まっています。

なお、芝生区域は芝養生期間が必要なため、６月末まで立ち入りを禁止しております。みなさまのご協力をお願いいたします。

※史跡名称は「御勅使川旧堤防（将棋頭・石積出）」です。「桝形堤防」はその史跡を構成する堤防の一部です。

桝形堤防史跡整備完成状況.jpg

桝形堤防の概要・史跡整備までの歩みはふるさとメールをご覧ください。

ふるさとメール　桝形堤防史跡整備までの歩み　～水の世紀を生きる道標～　その1

ふるさとメール　桝形堤防史跡整備までの歩み　～水の世紀を生きる道標～その2

ふるさとメール　桝形堤防史跡整備までの歩み　～水の世紀を生きる道標～その3

ふるさとメール　桝形堤防史跡整備までの歩み　～水の世紀を生きる道標～その4

ふるさとメール　桝形堤防史跡整備までの歩み　～水の世紀を生きる道標～その5

ふるさとメール　桝形堤防史跡整備までの歩み　～水の世紀を生きる道標～その6

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